にきび
- にきびとはどのような病気ですか?
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- にきびは、毛嚢皮脂腺単位で発生する炎症性疾患で、様々な原因の相互作用で発生します。
- にきびの最も大きな原因は、男性ホルモンが多くなって皮脂の分泌が増加しますが、
これで表皮の角質層が毛穴を防ぎ皮脂がたまって発生します。 - 皮脂腺の中には正常なニキビ菌が存在しますが、皮脂がスムーズに排出されないと、
ニキビ菌が他の細菌と一緒に爆発的に増加し、
菌が毛穴に炎症を起こしてにきびを発生します。 - にきび発生年齢は思春期から50代までと多様で、管理を間違えると永久的な傷となる場合もあり、
早期に管理することをお勧めします。
- 角質が毛穴を防いで
皮脂の排出ができない - 排出できない皮脂が
塊となってにきびの種
をつくる - にきびの種を食べて
生きるバクテリアが徐々に
大きくなる - にきび発生
男性ホルモンの増加で、過度に分泌される皮脂と毛穴を防ぐ角質がにきびの種を作り、
バクテリアを過剰に増殖させて炎症となったものを言います。
- にきびはなぜ発生しますか?
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にきびは、大きく下記のように様々な要因で発生します。
- 1) ホルモンの変化による過度の皮脂生成:体質的要因、過労とストレス、月経と妊娠
- 2) 毛穴の閉鎖:男性ホルモンの影響、紫外線、化粧品、誤った洗顔法
- 3) その他の原因:にきび悪化薬物、食物(特に酒、脂肪、タバコ)、疲労とストレス、遺伝的要因
- にきびの種類には、どのようなものがありますか?
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初期面ぽう 後期面ぽう
- (開放面ぽう「別名、ブラックヘッド」)皮脂が皮膚の表面に出て先まで黒く変わったにきび
- (閉鎖面ぽう「別名、ホワイトヘッド」)皮脂が皮膚の表面に出ない白いにきび
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炎症性
膿疱/丘疹- 膿疱:手で押して搾り出したい衝動を感じるほどに、よく熟した膿の袋ができた状態
- 丘疹:面ぽうに炎症ができて赤く変わった段階
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結節/嚢胞
- 結節:大きくて深く、中のほうにしっかりと触れるにきび
- 嚢胞:皮膚の中に炎症ができ、大きくなって赤くなったにきび
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- 皮膚は、どのように管理しますか?
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- にきびは、皮脂が皮膚の外にスムーズに排出できずに生じる慢性炎症性疾患で、角質が毛穴を防いで皮脂の排出ができず、炎症を誘発させます。
- 定期的に角質除去をして、皮脂がスムーズに排出されるように管理します。
- 皮膚の清潔さを優先し、刺激が少ない弱酸性または抗菌機能がある洗顔料を使用して丁寧に洗顔します。
- 過度の洗顔は、にきびを悪化させるため、刺激と摩擦を最小限に抑えます。
- 油分が多い化粧品は使用を抑え、抗菌及び水分が供給される化粧品を使用します。
- にきびの管理規則
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- 01 皮膚の清潔さを優先し、刺激が少ない弱酸性洗顔料でキレイかつ丁寧に洗顔します。
- 02 習慣的によくしぼったり無意識のうちに皮膚に触わることを控え、手を常に清潔にします。
- 03 過度のクレンジングは、にきびを悪化させるため、刺激と摩擦を最小限に抑えます。
- 04 油分が多い化粧品は使用を抑え、抗菌及び水分が供給される化粧品を使用します。
- 05 メイクアップを濃くすると毛穴を防いでにきびを悪化させるので、できるだけ軽く化粧します。
- 06 油分の多い食べ物は避け、バランスのとれた食事と刺激的な食べ物は避けて下さい。
- 07 強い紫外線や過労、アルコール、タバコなどは、にきび治療の敵ですのでご注意下さい。
- 08 頭皮を常に清潔にし、布団や枕カバーをよく洗濯します。
- 09 十分な睡眠と休憩、心の安定が大切です。
- 10 にきびが発生する前に、あらかじめ管理及び予防することが重要で、
- ひどい場合は専門医の診療を受けた後、治療することをお勧めします。
- 出典:健康保険管理公団、大韓化粧品協会